【大阪府委託】令和7(2025)年度 ブロック別啓発交流・相談会を開催しました
令和7(2025)年度 ブロック別啓発交流・相談会 開催ご報告
少人数でじっくりと情報交換や悩み・課題の共有を行い、よりよい事業作りに向けた方策を見いだす機会として、大阪府内の各ブロックで啓発交流・相談会を次の通り開催しました。
ブロックごとの各市町村の報告や交流会で参加者が得たヒントや工夫について紹介しますので、今後の取組みの参考にご活用ください。

1.実施日時・場所、参加人数
*いずれも開催年は令和7(2025)年、時間は14時~16時30分
(1)北摂ブロック 10月29日(水)箕面市立市民会館、6市3町11人
(2)河内北ブロック 11月7日(金)大東市役所 南別館、7市8人
(3)河内南ブロック 11月14日(金)富田林市立多文化共生・人権プラザ、6市1町1村8人
(4)泉州ブロック 11月21日(金)阪南市防災コミュニティセンター、5市3町9人

2.内容
(1)人権啓発支援事業活用のご説明
事業紹介と「人権啓発に関わるアンケート」の報告を行いました。
(2)各市町村の啓発の取組みのご紹介
各ブロックにおいて、各市町村で取り組まれている特徴的な啓発事業を次の通り、ご紹介いただきました。
【市町村の取組み名:市町村担当課名】
①北摂ブロック
豊中市「同和問題啓発動画」の取組み:豊中市 人権政策課 人権平和センター豊中
部落差別が続く中、同和問題や部落差別のことを知り、正しく理解していただくために、YouTube動画「部落差別ってなに?」(全編)を作られたことや、短時間で視聴できる方が知ってもらいやすいショート動画「同和問題マジレスすると」(14本)をご紹介していただきました。
また、全編の動画を区切った動画URLやショート動画それぞれのURLの情報もご紹介いただきました。
豊中市「同和問題啓発動画」ページURL
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/jinken_gakushu/jinken/douwa_keihatsudouga.html
②河内北ブロック
柏原市 市公式LINEを活用した講座案内やイベント紹介の取組み:柏原市 市民部 人権推進課
LINEを活用した啓発講座やイベント情報の案内や募集を個人に伝えることができるメリットや、LINEから追加募集をしたことですぐに申し込みがあった事例などをご紹介いただきました。
柏原市「柏原市公式LINEアカウント」ページURL
https://www.city.kashiwara.lg.jp/docs/2014101600043/
③河内南ブロック
「富田林市インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」の施行について:富田林市 市民人権部 人権・市民協働課
インターネット上で誹謗中傷や差別など、人権に関わるさまざまな問題が発生し、深刻な社会問題となっている中、市民等がインターネットを使うにあたって安全で安心な地域社会を実現することをめざして制定された条例や、その中での啓発の取組みをご紹介いただきました。
富田林市「インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」施行ページURL
https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/19/98741.html
④泉州ブロック
堺市インターネットによる啓発広報、人権・平和に関する動画の取組み:堺市 人権推進課
堺市で人権や平和に関するYouTube動画(堺大空襲体験者の証言やアンコンシャスバイアス・マイクロアグレッションなど)のご紹介や、市ダイバーシティ推進部の公式インスタグラムを活用した人権や平和に関する事業啓発について、ご紹介いただきました。
堺市「人権・平和」ページURL
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinken/jinken/index.html
(3)情報・意見交流
小グループに分かれて、人権啓発担当課が実施している啓発の紹介(特徴、一押し)や業務における悩みや課題を出し合い、相互アドバイスの中で解決に向けた情報交換を実施しました。
(4)啓発に関する相談会
相談者の悩みや課題等をお聞きし、対応しました。

3.参加者が得たヒントや工夫(今日の学び!いち押し)
交流会の最後に啓発交流で学べたことや「いち押し!」の記入と発表をしていただき、市町村で取り組まれているたくさんの工夫やヒントを発見する機会となりました。ご記入いただいた内容のうち、本報告では全ブロックの工夫やヒントを中心にご紹介します。
・展示物に困ったら、他市から借りる!頼りにしてます、豊中市。
・豊中市のさんのショート動画、茨木市さんのイベント
・茨木市さんのキッズガイド
・広報・集客について 公式LINE、Xへの投稿の他、個人宛てにちらしを発送したり、地区代表の方にtelしている
・集客を得るためにできることは全部やる
・事業集客UP、啓発物品の配布がオススメ!!
・集客数だけではなく、来客者の満足度で考える。(例えば小規模講座。)
・集客において、駅に広告広報ポスターなどを貼る!悩み相談において、人権相談機関ネットワークを活用!
・集客力、内容的にもおすすめ。啓発映画の情報をたくさん得ることができて良かったです。
・こどもイベントは強い。
・スタンプラリー画期的!
・講演会+パフォーマンス等 コラボ、整理券方式で「チケットもらったから行こう」と思わせる!
・ポイ活を利用‼
・相談も啓発もそうですが、「感情」を動かすことを考えて取り組むと成功につながる!!
・おしゃべり会
・どこの自治体さんもセミナー講座の集客に困っている‼啓発物品や他部局コラボ!庁内の研修と兼ねて動員も
・参加者の増加に向けての取組のヒントを沢山学べた。コラボ、グッツの配布、ウェブサイトでの周知
・あたり前を見直そう!!
・人権協会等とのかかわり、人権週間のイベントの時期
・人権相談機関ネットワークリスト、集客の柔軟性
・モニタリングについて、お話を聞けたこと。講師選定についての工夫。量より質!
・相談を受けるのが私たちの仕事ですが、担当者の心の中のもやもやを打ち明けるのも大切と感じた!多岐に渡る業務のポイントは、メリハリ、すみわけ、枠づくりの見極め‼胸の内を打ち明けること。相談を受けるばかりでなく、自分の相談も時として誰かに聞いてもらう。
・メリハリが大事‼

4.参加者からの感想
内容に対する評価として、「よかった(5)」~「よくなかった(1)」でお聞きしたところ、全ての参加者が(5)~(4)を選ばれ、高い満足度となりました。
参加者から、次の感想やご意見をいただきました。
・とても みんな親切で、気持ちよく情報交換させていただきました。
・集客について、各市が惜しみなくアドバイスをしてくださり、本市の事業にも活かせると思いました。
・その場で気になったことをすぐに聞けるので非常に参考になった。
・気軽に話せる雰囲気が良いです。同じ悩みをお持ちということが分かったので、これを機に連携や情報共有を日常業務の中でしていきたい。
・他市の方と交流することができ顔見知りになれたし、今後連絡しやすくなったと思う。
・今回、初めてこういった場に参加させていただきましたが、他市町村の取り組みや悩みを共有でき、視野が広がって良かったです。
・事業体系など他市町との比較ができてよかった。
・他市のリアルな悩み事やイチ押しをきくことができてよかったです。
・啓発以外にも、日常業務の悩みを共有できて良かったです。
・他市の行事、規模の違いなどを実感しました。人権の奥深さを改めて学習しました。
・他市町村の方の業務の実情、実態についてリアルな感触でお話を聞けたのでよかったです
・少人数で近い距離で色々な話が聞けてよかったです。
・改めてイベント等での集客の難しさを感じた。どこに掲示するか、誰を呼ぶか等、集客のコツを聞くことができて良かった。
・同じエリアなので、フィールドワークの行き先など、共有できる事が多いと思いました。実例(講師選定や評価など)を色々と聞く事が出来た。
・毎回色々な事や情報を聞くことが出来てとても嬉しいです。顔の見える、市の垣根を超える関係が出来て良いです
・他市町の担当者の生でリアルな話が勉強になりました。少人数制ゆえに、ホントにさっくばらんに話せたのではげみになりました。
・すべてが新しく聞くことばかりで、仕事に反映したい。
・各市町さんの取り組みが知れて、本町で取り組めることがたくさんあると思いました。
・他の自治体さんも講座セミナーの集客に苦慮していた事がわかり、悩みを共有できた事。
・各団体の悩みや苦労が我が事に思えるように感じられたこと
